日本マリン倶楽部 代表ご挨拶

四方を海に囲まれたわが国は古くから海上交通が発達してきました。海事産業はわが国の経済や国民の生活を支える上で大きな役割を担ってきております。また昨今は海洋レジャーへの関心が高まり、海洋観光に対する取り組みも活発になってきています。
わが国の貿易における外航海運の役割を見ますと、重量ベースでは約99%を、金額ベースでも約7割に上る輸送量を担っております。内航海運につきましても、国内の鉄鋼・石油・セメント等の約8割を輸送しており、海上輸送はわが国の経済の根幹にかかわる部分を支えております。
また近年物流業界においては、環境問題の取り組みの一環として、CO2排出量が多い自動車輸送から、CO2排出量の少ない鉄道輸送や海上輸送への転換(モーダルシフト)が叫ばれています。
マリンレジャーにつきましても、現在日本の小型船舶は約35万隻、小型船舶操縦士免許の受有者は約303万人であり、今や国民的レジャーの一つとなっております。
また全国各地に「海の駅」の設置が続いており、地域活性化の拠点として活用されていることから、マリンレジャーの広まりは今後も増すものと思われます。
こうした中で、海上輸送の安全性確保や海事情報・知識の普及が求められています。
このような役割の一端を担うべく、海事分野の普及を目的として、海事代理士をはじめとする「海の専門家」を中心に「日本マリン倶楽部」を設立いたしました。平成20年2月から無料相談会を中心とした活動を開始しております。
海事法令や海事情報の提供だけでなく、船舶免許の取得サポート、操船訓練、海を舞台とする起業家の支援、マリンレジャーの紹介等、皆様の生活に密着した総合的な「マリンライフサポート事業」を展開していく所存であります。
通称「日マリ(にちまり)」を今後ともご哀願のほど、お願い申し上げます。
また、皆様のご支援をお願い申し上げます。

代表写真

平成21年4月 日本マリン倶楽部代表

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